精神科病院の薬剤師求人は人気がない理由と求められるスキルについて

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現代はストレス社会といわれるほどに社会や学校の環境が大きく変化しており、そんな中で繊細な心を持っている人たちは時に多大なストレスやプレッシャーなどから精神を病んでしまうというケースが増えてきています。そのため精神科病院の存在はますます重要なものとなっていくでしょう。

ここでは精神科病院の薬剤師求人について解説していきます。

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精神科病院はなかなか薬剤師を確保できない

精神科病院の薬剤師求人について結論から言うと、薬剤師の勤め先の中でも精神科病院というのは実はあまり人気が無く、薬剤師の確保に苦労している精神科病院が多いのが現状です。

求人広告を見ると薬剤師を募集している精神科病院は数多くあるので決して選択肢が少ないというわけではありません。にも拘わらず精神科病院への就職を希望する薬剤師は少ない傾向にあります。どうして精神科病院は薬剤師にあまり人気がないのでしょうか。

病院勤務自体が決して人気がないわけではなく、一般的な病院の場合は就職希望の薬剤師が多いです。つまり精神科病院が薬剤師に人気がないのには独自の理由があるという事になります。

精神科病院が薬剤師に人気薄である理由

精神科病院が薬剤師にあまり人気がない最大の理由は通勤面だと言われています。精神科病院というのは「療養型」という特性を持っています。精神を蝕まれてしまった人たちを回復させるには都会の雑踏から距離を置いて精神的にリラックスした状態でなければいけません。

そのため多くの精神科病院が駅から徒歩では通えない距離となっていて、最寄り駅からバスに乗って病院に近いバス停まで行くか、あるいは自家用車での通勤を余儀なくされます。通いづらい距離にあるという特性上、実際に通勤できる薬剤師の絶対数が少ないことから募集をかけても人が集まりづらいため、人員の確保が大変難しくなっています。

また業務が少ない、というのも精神科病院で働こうとする薬剤師が少ない理由の1つになっています。業務が少ないと聞くと普通の人はラッキーだと思うかもしれませんが、薬剤師という職業の場合、業務が少ないというのは大きなデメリットの1つです。

例えば調剤薬局併設のドラッグストアに勤める薬剤師の場合、薬についての説明や注意事項をお客さんに伝えなければいけませんし、時には病状の相談にやってくる人も居ます。それだけではなく商品の陳列や在庫管理などといった薬剤師の仕事以外の雑務もこなさなければいけません。

雑務については薬剤師にとってあまりメリットはありませんが、ドラッグストアではとにかくたくさんの種類のお薬を扱うため、自然と薬に関する知識や経験を積むことが出来ます。いっぽう精神科病院の場合は精神を病んでしまった患者さんの治療に全力を注いでいる棟いう事もあって、一般的な病院では普通に対応しているような業務でも取り扱っていないことが多いです。

したがって精神科病院に通っていると毎日同じような業務の繰り返しとなり、自分自身のスキルアップがなかなか図れなくなります。実際に精神科に通っていた薬剤師というのは経験不足とみなされることも多く、転職する際には大きく不利となってしまうケースが多々あります。

業務が少ないという事は精神科病院の職場は忙しくないということの裏返しになります。忙しくない職場に慣れてしまうと、調剤薬局など忙しい現場で対応できるのか不安になり、なかなか転職の決心がつかないという人も多いです。

精神科病院は年収が高い

これまでは精神科病院のあまり良くない部分ばかりをピックアップしましたが、精神科病院に通う事はデメリットばかりかというと、決してそういうわけではありません。精神科病院に通う事によるメリットも実はたくさんあります。

まず1つ目に精神科病院に通っている薬剤師さんというのは薬剤師全体を見ても年収が高いです。精神科病院に勤めている薬剤師の平均年収はだいたい550万円前後となっていて、場所によっては600万円を超えるところもありますし、年収が低い精神科病院であってもほとんどが500万円を超える収入を得ることができます。

精神科病院では少ないほうの年収であっても、一般病院に通っている薬剤師と比較すると優っている場合が多いです。

ただし薬剤師の経験がまったくない人の場合はこれよりも幾分低い収入となるでしょう。

年齢が高い人でも応募できる

一般的な病院やドラッグストアの場合は業務が多岐にわたることや忙しいという事もあって、就職や転職の際には年齢制限が設けられていることがほとんどです。いっぽう精神科病院の場合は一般病院やドラッグストアと比べると業務内容は限定されていますし、業務自体もそれほど忙しいものではありません。

したがって40代で全く薬剤師の経験がない人や、病院の方針やその人の経験がどれくらいあるかにもよりますが、これまでほかの職場で働いていた60代の薬剤師であっても採用するというケースもあるなど、年齢が高い人であっても応募可能です。

そのためこれまで研究職をしていた薬剤師が精神科病院へ転職するという事例が多数あります。

強い精神力が求められる現場

これまで精神科病院の薬剤師の仕事について簡単に触れてきましたが、業務が限定されていて、忙しくないと聞くととても楽な職場だと感じる人も居るのではないでしょうか。

確かに体力面だけを見ると精神科病院の職場というのはほかの薬剤師と比べれば負担は少ないでしょう。しかし精神的な面ではほかの職場よりも多大な負担を強いられるのが精神科病院です。

精神科病院に通院している人たちというのは鬱病をはじめとした精神的な疾患を持っている人たちばかりです。一般の人たちがこういった人たちと長時間接すると、鬱状態が移ってしまい、サポートする側も鬱状態に陥ってしまう事が多いです。

それだけ強い影響力を持っている人たちと毎日何人も関わることになるため、接する薬剤師の心が弱いとたちまち自分自身も影響を受けてしまいます。そうならないためには日頃の自己管理が重要となるでしょう。

体力的には楽だが精神的負担は大きい

精神科病院の現場は業務が限定されていることから忙しくないため、体力面ではそれほど負担を強いられることが無く、比較的年齢が高い人でも勤務可能です。しかしその一方で鬱病など精神的疾患を持つ患者さんと何人も関わるため、精神的負担はとても大きいです。

患者から悪影響を受けないためには日頃の自己管理をしっかりしておく必要があります。

参考サイト>薬局転職 > アポプラスhttps://www.apo-mjob.com/list/saitama